
2005年10月24日
電解還元水とその他の疾患の学会発表
2002年:“電解還元水によるヒト白血病細胞の増殖抑制効果” 電解還元水がヒト白血病細胞の増殖を抑制し、正常細胞に分化誘導する。(小松生明等)
2002年:“機能水の過酸化資質生成抑制効果” 電解還元水が過酸化脂質の生成を抑制し、抗動脈硬化症効果が期待された。(杉原陽子等)
2003年:“グルタミン酸の神経細胞毒性に対する電解還元水の抑制効果”電解還元水がアルツハイマー病に関係するグルタミン酸毒性による神経細胞死を抑制する。(柏木太一等)
2003年:“電解還元水におけるK562ヒト白血病細胞の分化誘導機構の解析” 電解還元水がヒト白血病細胞の増殖を抑制し、巨核球に分化させる詳細な機構を明らかにした。(小松生明等)
電解還元水と活性酸素の学会発表
1998年:“電解還元水の活性酸素消去作用とDNAの酸化損傷に対する保護効果”電解還元水が試験管のなかで発生するスーパーオキシドラジカルを消す。そしてDNAの活性酸素による酸化障害を抑制する。(小田昌朗等)
2003年:“白金ナノコロイドの活性酸素消去効果” 電解還元水中の白金コロイドが活性水素供与体として機能する。(濱崎武記等)
電解還元水と糖尿病の学会発表
2001年“電解及び天然還元水の抗糖尿病効果” 電解還元水及び天然還元水が筋肉細胞への糖取り込みを促進し、2型糖尿病モデルマウスの耐糖能障害を改善する。(上西信等)
2002年:“アロキサンによって誘発される膵臓β細胞障害に対する還元水の保護効果”還元水は1型糖尿病誘導薬剤、アロキサンによる膵臓β細胞障害を抑制し、インスリン分泌を促進する。(上西信等)
2003年:“酸化ストレスによる膵臓β細胞アポトーシス死に及ぼす還元水の抑制効果” 電解還元水は1型糖尿病誘起剤アロキサンによるすい臓β細胞死を抑制し、グルコース刺激によるインスリン分泌を促進する。(李玉萍等)
電解還元水とガン細胞の学会発表
1998年:“電解還元水のがん細胞増殖抑制効果”電解還元水がガン細胞の増殖を抑制し、形態変化を引き起こす。(村上恵理等)
1999年:“電解還元水によるガン抑制効果の検討”ガン細胞が分泌するタンパク分解酵素を電解還元水が抑制することにより、ガン細胞の転移・浸潤を抑制する。(原太一等)
2001年:“電解還元水による腫瘍細胞の形質変化”電解還元水が、ガン細胞の転移・浸潤を抑制する。(野上弘文等)
2003年:電解還元水がヒト高転移性ガン細胞HT1080の血管新生因子遺伝子の発現を抑制し、血管新生を抑制する。(June Ye等)
胃腸内異常醗酵
胃腸内異常醗酵は電解水(アルカリイオン水)を飲むことで改善される症状です。
原因:腸内細菌によるガスの貯留
症状:腹部の膨満感など
便秘などにより腸内に細菌が増殖した状態です。激しい痛み・嘔吐などがある場合は急性腹症の可能性が出てきます。
制酸
制酸は胃を中和することをいいます。電解水(アルカリイオン水)を飲むことで改善されます。
その他の制酸薬
・水酸化アルミニウム
・酸化マグネシウム
・水酸化アルミニウムゲル
・炭酸カルシウム
・炭酸水素ナトリウム
慢性下痢
慢性下痢は電解水(アルカリイオン水)を飲むことで改善される症状です。
原因:腸内細菌の増殖・超粘膜の炎症など
症状:慢性の下痢・発熱・吐き気
便の水分が吸収されないため下痢になり慢性化した症状です。潰瘍性大腸炎などが原因の場合があります。
胃酸過多
胃酸過多は電解水(アルカリイオン水)を飲むことで改善される症状です。
原因:胃酸中の塩酸濃度が異常に高くなると起こる
症状:胃の圧迫感・胸焼け・げっぷ
慢性胃炎や胃潰瘍などによりおこります。喫煙・飲酒や刺激性のある食品を取り過ぎた場合も発生します。
消化不良
消化不良は電解水(アルカリイオン水)を飲むことで改善される症状です。
原因:食べ過ぎなど
症状:(食事中・食後に)胸焼け・げっぷ・腹部の膨満感・胸部に疼痛・吐き気
原因がハッキリしているときは心配する必要はありません。ただし何度もおきたり、症状が激しくなったときなどは、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃ガンなどの疑いがでてきます。
活性水素水と水素豊富水
活性水素水・水素豊富水、どちらも体内で発生した活性酸素を原子水素で取り除くというシステムです。実際に一般的にも両者は同じものとして扱われていることが多くみられます。しかし、現段階ではどちらも仮説であり、病気に対する医学的な根拠はありません。少なくても臨床試験などを行ったうえで何らかの効果を示すことが重要だと思います。
水素法素水の可能性
林博士は水素豊富水について、悪性新生物・心疾患・脳血管疾患の解決や、糖尿病・肝臓疾患・胃十二指腸疾患・痛風・高血圧・アトピ−性皮膚炎なども克服できるだろう、と確信しているそうです。
また、ドイツ・ノルデナウの水には活性水素ではなく、水素が豊富に含まれている水ということを確認、さらにフランス・ルルドの泉にしても同様だということです。
水素豊富水の生成
水素豊富水は、電気分解では作れないとしています。つまりアルカリイオン水や電解還元水を生成するときに電極から発生する水素ガスでは一時的な水素水しか作ることができず、時間が経つと効果がなくなるということです。林博士はその点を考慮し、ペットボトルの中にマグネシウムのスティックを入れて常に水素ガスを発生させておく方法を考えたそうで、これが水素豊富水だと述べています。
水素豊富水
医学博士・林秀光氏は、活性水素水の中に含まれる半減期が0.3秒しかない原子水素では寿命が短すぎるため活性酸素に対する理想的な対抗手段にはならず、現実に原子水素を摂取することは不可能と述べています。それに対し、水素分子は水の中に十数分間は存在できるので、活性水素ではなく分子水素を体内に取り入れる方法を提案しています。その理由は、体内にある「水素分解酵素」の存在が示唆されているからだということです。
白畑教授・電解還元水の学会発表
白畑教授が行った電解還元水に関する主な学会発表。
1997年:電解還元水が試験管のなかで発生するスーパーオキシドラジカルを消す。そしてDNAの活性酸素による酸化障害を抑制する。
1998年:電解還元水によってガン細胞のテロメアが短くなり、老化する。
1999年:電解還元水及び天然還元水が筋肉や脂肪細胞へのブドウ糖取り込みをインスリンと似た作用で促進する。
2001年:抗酸化水の糖尿病改善効果を総合的に解説する。
2001年:電解還元水がガン細胞及び微生物の増殖を抑制する。
活性酸素の発生と健康
病気の原因は90%が活性酸素、残り10%が細菌などによるものといわれていますが、呼吸をするだけでも発生する活性酸素は、紫外線・食品添加物・大気汚染・電磁波などの影響を受けて体内で過剰に発生してしまいます。現代社会を生きる上で、活性酸素を避けて通ることは不可能に近いと思わざるを得ません。
そこで気になるのが、体内でどれくらい活性酸素がつくられた時に病気が発症してしまうのか、なのですが残念ながら体内で発生している活性酸素を計測することはできないそうです。
リコピン
リコピンはカロチンのひとつで、トマトなどに含まれる赤い色素のことです。強い抗酸化作用があり、βカロチンの2倍・ビタミンEの100倍といわれています。動脈硬化・ガン・高血圧などの予防効果が期待でいますが、加齢と共に血中のリコピンが減少していくため、壮年期以降では意識して摂取したほうが良いでしょう。
ルテリオン
ルテリオンはしそ・春菊・ピーマンなどに含まれるフラボノイドのひとつで、抗酸化の他さまざまな作用を持っています。
・シミ、そばかすなどを改善。
・アトピー性皮膚炎の改善。
・アレルギー疾患の改善。
・花粉症の改善。
アスタキサンチン
アスタキサンチンはカロチノイドのひとつで、エビやカニなどの赤い色素に含まれています。カロチノイドの中でもアスタキサンチンの抗酸化作用は群を抜いており、βカロチンの40倍・ビタミンEの1000倍といわれています。また、脳関門を通過することができるため、脳内の血行改善・眼精疲労の回復など全身にわたって威力を発揮します。そのほか、免疫力の強化・ストレスの緩和・ガンの予防などに効果があります。
アップルペクチン
アップルペクチンとは、リンゴに含まれる食物繊維のことを指し、そのなかに含まれているガラツクロン酸という糖類には抗酸化作用があります。また、LDL(悪玉コレステロール)を減少させ、腸の働きを整えるため、大腸ガンの予防効果が期待できます。さらに熱を加えることによりペクチンの効果が高まるので、焼きリンゴやアップルパイなどに加工して食べると、より効果的です。
アリシン
アリシンとは、ニンニク・ネギ・タマネギなどから発せられるにおいの成分で、硫化アリルとも呼ばれています。なかでも抗菌・殺菌の作用はよく知られており、12万倍に薄めてもその効果は失われないといわれています。また、ビタミンB1と結合することでできるアリチアミンは、血液中に長く留まることで糖質の分解を行います。その他にも抗酸化・抗ストレスなどの作用がわかっています。
アントシアニン
アントシアニンとは、ブルーベリー・紫芋・小豆などに含まれる紫色素のことで、フラボノイド系ポリフェノールのひとつです。眼精疲労をやわらげ、眼の健康を維持する効果があるため注目を集めています。また、抗酸化作用での動脈硬化・ガンの予防などが期待されます。アントシアニンはビタミンCとの相性が良いので一緒に摂取すると相乗効果が生まれます。ちなみにヨーロッパでは医薬品の成分として使用されているようです。
オレイン酸
オレイン酸は、オリーブオイルやアーモンドなどの種実類に含まれる不飽和脂肪酸で、体内でもつくられています。効果として最も知られているものに血液中のコレステロールの減少をあげることができます。これにより動脈硬化など、血液にまつわる疾患を予防することが可能です。また、酸化しにくいため加熱処理をしても安全で、体内でも過酸化脂質ができにくくなっています。ただし健康に良いからといって過剰に取りすぎるとカロリーオーバーしてしまいますので気をつけましょう。
カテキン
カテキンとはお茶に含まれている渋みの成分(タンニン)でフラボノイド系のポリフェノールです。コレステロールの低下・抗アレルギーなど強い抗酸化作用があるためガンの予防薬としても期待が高まっています。また緑茶から抽出されたカテキンの効果はビタミンEの10倍・ビタミンCの80倍ともいわれておりスカベンジャーとしての注目も集めています。ただし、乳製品との相性が悪いため同時に摂取することは控えたほうが良いでしょう。
グルタチオン
グルタチオンは、γ-グルタミンシスティニルグリシンとも呼ばれるアミノ酸のひとつで、動植物の組織の中に存在している物質です。体内の有害物質を解毒する・過酸化脂質をつくらせないように身体を守る働きがあり、肝臓の機能を高める作用があります。グルタチオンは牛レバー・ほうれんそう・赤貝などに含まれていますが、医薬品に使用されるグルタチオンは食品として摂取することはできません。
サポニン
サポニンは植物の根や葉に含まれる渋み・苦味の成分で抗酸化作用があります。一般的に大豆サポニンがよく知られており、肝機能障害に効果があるとされているほか、脂質の分解・排出作用による肥満防止にも有効といわれています。高野豆腐・油揚げ・おから・豆乳などの大豆加工製品に多く含まれていますが、大豆以外のサポニンには有毒成分があることが多く注意が必要です。
スルフォラファン
スルオファランとは、ブロッコリーの硫黄化合物と酵素が反応してつくられた辛みの成分です。さまざまな酸化ストレスに効果があり、有害な物質を体外へ排出する作用もあります。最近おこなわれた実験では、ガンの予防に効果があるとわかってきており、発ガン物質を投与したマウスにスルフォラファンを与えたところ、ガンの発生率が大幅に抑えられたとのことです。また、ブロッコリーを週に20〜30g食べることでガン発生のリスクを半分にできるといわれています。
フィチン酸
フィチン酸は、食品添加物などに使用されることが多い化合物で玄米・ゴマなどに多く含まれています。強力な抗酸化効果がありますが、排出作用も強く、体内のミネラル分なども一緒に出してしまうため、ミネラル摂取を目的にした場合はフィチン酸を取らないほうが良いでしょう。
フラボノイドの作用
フラボノイドには次のような作用が主にあります。
・抗酸化作用
・抗ガン作用
・抗菌作用
・抗アレルギー
・高血圧の抑制
フラボノイド
フラボノイドとは、植物に含まれる黄色に寄与する色素成分で、4000種類以上存在するといわれています。良く知られているポリフェノールはフラボノイドを水酸化したもので、カテキンやイソフラボンもその一種です。緑茶・レモン・みかん・ローズヒップなどに含まれているフラボノイドは体内にあまり吸収されませんが、少ない量でも強い抗酸化効果をあらわします。
フラバンジェノール
フラバンジェノールは、フランス南西部に生息するフランス海岸松の樹皮から抽出されるポリフェノールで、ピクトジェノールとも呼ばれています。OPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)という有効成分を多く含んでいるため抗酸化作用が非常に高く、その効果はビタミンCの600倍ともいわれています。また、冷え性・肩こり・疲労感・肌荒れなどにも効果があると考えられています。
メチオニン
メチニオンは、たんぱく質を合成するために体内に取らなければいけない必須アミノ酸のひとつで、硫黄が含まれています。主に肝臓で効果をあらわし、コレステロールのコントロールを行っているほか、セレニウムを補助する役割があるため抗酸化の作用も期待できます。メチオニンは納豆・しらす・のり・マグロ・卵などに含まれており、不足すると肝機能が低下するため動脈硬化・脱毛などの症状がおこります。
ラクトフェリン
ラクトフェリンは、哺乳類の乳・唾液・涙・血液の中などに存在する抗酸化作用のある成分です。体内で酸化した鉄と結合して取り除いたり、鉄分の吸収を助ける働きがあるため貧血症状の改善に効果があります。さらに、抗菌作用で大腸菌・肝炎ウィルス・水虫菌などを死滅させる作用も認められます。最近ではヨーグルトの中に配合されていることもありますが、牛乳は殺菌処理をおこなっているため、熱に弱いラクトフェリンを摂取することはできません。
ルチン
ルチンは抗酸化栄養素でフラボノイドのひとつで、以前はビタミンPとも呼ばれていました。ソバや柑橘類などの植物に多く含まれており、毛細血管を丈夫にして出血性の病気に予防効果があることが知られています。また、ビタミンCの効果を補助し、酸化・細菌の侵入から体内を守る働きがあります。一日に20mgの摂取が目安となり、ソバに換算すると1人前(約200g)を毎日食べることになります。
2005年10月23日
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10(ユビキノン)とはビタミンEの働きを補うための酵素で、体内のミドコンドリアの中に多く含まれています。抗酸化の作用があり身体の中で生産されますが加齢と共に量が少なくなっていきます。牛肉・レバー・カツオ・イワシなどの食品にも含まれていますが、最近ではサプリメントのひとつとして知名度が上がっています。
αリポ酸
最近話題になっているαリポ酸にはビタミンCやビタミンEの約400倍といわれる抗酸化効果と、ビタミンの抗酸化を補助し長時間持続させる働きがあるといわれています。さらに、ブドウ糖をエネルギーに変換する作用があるため体内に脂肪を蓄積するのを防ぐとの評判ですが、これについては科学的な検証はありません。正式にはチオクト酸というビタミン様物質で、体内でも合成しています。
健康に良い水
健康に良い水とは次のようなものではないでしょうか。
・飲んで美味しい水
・飲んでも害にならない水
活性水素水が現実に存在しているかの証明は未だされていません。ただ確実に言えることは「水は薬ではない」ということです。
スパイスの抗酸化作用
多くの植物には活性酸素を消去する効果のある抗酸化物質(スカベンジャー)が含まれていますが、スパイスにも抗酸化の効果があるとわかってきました。カレーに使用されるターメリック(ウコン)にはクルクミンという成分が含まれており、体内で強い抗酸化作用のあるテトラヒドロクルクミンに変化します。そして活性酸素を取り除いた後はジヒドロフェルラ酸という無害な物質になって排出されるそうです。培養細胞を用いた実験では白内障やガンの予防効果に期待できるそうです。
活性酸素とホルモン
女性ホルモンにはヒドロキシラジカルや一重項酸素に対して抗酸化作用があるため、男性よりも活性酸素の影響は受けにくいといわれています。逆に男性ホルモンには新陳代謝を高める作用があるため、酸素を取り入れる量が多く、活性酸素から受ける影響が強くなります。さらに、基礎代謝も女性より高いためリスクが大きいそうです。このようなことが男女の平均寿命の違いに現れているのではないかと考えられています。
活性酸素と電化製品
一般的に発ガン性の疑いがあると考えられている電磁波ですが、活性酸素の発生にも影響を与えています。日常使用している電化製品からは、X線やγ線などの電磁波が必ずでていますが、これが空気中の水分子と反応し活性酸素をつくりだしてしまいます。また、電磁波を浴びることにより体内にも活性酸素ができてしまいます。電磁波を防御する商品もありますが、影響を全く受けないで生活することは現実には難しい状況です。
関節リウマチの原因
間接リウマチの発症のメカニズムはよくわかっていませんが、活性酸素が深く影響を与えていると考えられています。免疫の働きに何らかの狂いが生じ、白血球が活性酸素を生産し自らの細胞を攻撃することで炎症を引き起こすといわれています。遺伝との関係を指摘されることもありますが、リウマチ遺伝子をもつ全ての人に症状が起きるわけではありません。
関節リウマチの症状
関節リウマチはゆっくり進行する病気です。初期には微熱・倦怠感・食用不振などの風邪に似た症状と共に身体が動きづらいといった前兆がみられます。その後、小さな間接(特に指の関節)からリウマチ特有の腫れ・痛みがあらわれ次第に全身へ炎症が拡大していきます。朝方・気温が低いと痛みが発生しますが、身体を動かしていると和らぐ傾向があります。
関節リウマチ
関節リウマチとは、免疫の異常のためにコラーゲンなどのたんぱく質が失われ、関節に痛みや腫れがおきる疾患です。30〜50歳代で発症するケースが多く、女性が全体の75%を占めていますが、最近では男性にも増えてきています。進行すると間接が変形をおこし日常生活にも支障をきたしてきます。決定的な治療法は確立されていませんが、早期で発見できれば進行を最小限に抑えることも可能になってきています。
がんの予防と再発防止
禁煙と食生活でガンの60%は予防できるといわれており、活性酸素を体内でつくらせないことが大切です。
・脂肪をひかえたバランスの良い食事をする。
・アルコールをひかえる。
・焦げたものは避け、塩分を控える。
・適度なビタミンと豊富な繊維質を摂取する。
・軽い運動をする。
・日光にあたりすぎない。
ガン発症と喫煙
タバコの煙には活性酸素のひとつ過酸化水素が含まれており、喫煙の有無でガン発生の確率が異なってきます。
・肺ガン:非喫煙者の4.5倍
・食堂ガン:非喫煙者の2.2倍
・喉頭ガン:非喫煙者の32.5倍
・口腔ガン:非喫煙者の2.9倍
タバコを吸うことでガン発症率が、非喫煙者の1.65倍になります。
ガンの原因
ガンは活性酸素による細胞のDNAが損傷することにより発症するのではないかと考えられています。
・第一段階(イニシエーション):発ガン性の物質が体内に侵入すると活性酸素が発生し正常な細胞のDNAを損傷させる。
・第二段階(プロモーション):活性酸素の攻撃が細胞に繰り返し行われてガンが発症。
・第三段階(プログレッション):発症したガンが増殖し成長する。
ガン
ガン(悪性腫瘍)は、何らかの原因で体内の正常な遺伝子情報が傷つき、異常を起こした細胞が無秩序に増殖していく疾患です。まわりにある正常な細胞に入り込む浸潤・リンパ管や血管を通って離れた箇所に発生する転移といった特徴があるため、完治には早期発見がとても重要になります。
ガンの発症には生活のスタイルが深く関わっているため、生活習慣病のひとつといえるかもしれません。
動脈硬化の予防
動脈硬化は加齢と共にでてくる血管の老化なので防ぐことは難しいですが、生活習慣を改善することで予防できる可能性があります。
・肥満に気をつける。
・コレステロールを取りすぎない。
・ビタミンなどの抗酸化物質を摂取する。
・適度な運動して脂肪を分解する。
動脈硬化の原因
動脈硬化は血管の老化現象とも呼ばれ、40歳以上のほとんどに徴候がみられます。また、活性酸素により硬化が促進されると考えられます。
・血液中の脂質にあるLDL(悪玉コレステロール)が増えると血管の中に入ってくる。
・活性酸素によりLDLが酸化し、それを免疫システム(マクロファージ)が取り込む。
・コレステロールを含んだマクロファージが血管内に溜まり、血管を狭くする。
多すぎるコレステロールは動脈硬化の原因になりますが、少ないと血管がもろくなり破れてしまいます。
動脈硬化の症状
動脈硬化はその発生箇所により症状や誘発する疾患が異なります。
・脳動脈:めまい・耳鳴り・記憶力の低下・性格の変化など。脳梗塞・クモ膜下出血・脳出血などの要因。
・冠状動脈:心筋梗塞・心不全・不整脈などの要因。
・腎動脈:尿毒症などの要因。
・大腿動脈:足の痛み。閉塞性動脈硬化症の要因。
・眼底動脈:視野が狭くなる。
動脈硬化
動脈硬化とは、動脈血管内に脂肪やカルシウムなどが付着し、血管が厚くなり硬化してしまう状態を指します。付着した物質により血管の内側が狭くなるために血流が悪くなり、脳や心臓などさまざまな臓器の機能に影響を及ぼしてしまいます。脳動脈・頸動脈・冠状動脈・腎動脈・大腿動脈は特に発生しやすく、重大な病気に進行する可能性が高くなります。
糖尿病の還元水効果
白畑教授の実験では、糖尿病に対してそれなりの効果が活性水素水に認められたとされていますが、それが実際の治療に結びつくかどうかは現段階ではわかりません。糖尿病のマウスにおこなった実験では、電解還元水のみを与えたマウスには変化がなく、電解還元水に白金を加えたものを与えたマウスでは改善との報告がされています。また、たとえマウスに効果がみられたとしても、人間に効果がでるとは限りません。
糖尿病と活性水素水
九州大学・白畑教授とドイツ・ガーディック医師の行った実験で、活性水素が含まれているとされる電解還元水が糖尿病の症状を改善したと報告しています。
・培養されたすい臓のβ細胞からインスリンの分泌を促進。
・実験用マウスの糖尿病が改善。
・ノルデナウの水を飲んだ被験者の血糖値が下降。
糖尿病の予防
・肥満に気をつける。
・バランスの良い食事をする。
・適度な運動をする。
・アルコールを控える。
・ストレスをためない。
また、糖尿病の発症には活性酸素が深く関わっていると考えらているので、普段から活性酸素を体内でつくらせないように気をつける、抗酸化物質を摂取することで予防できる可能性があります。
糖尿病の発症原因
インスリンの作用が低下すると血中にブドウ糖が溜まっていきますが、原因には活性酸素の影響が考えられます。
・活性酸素が細胞内のミトコンドリアを変質させるため、エネルギーにすることができずにブドウ糖が増えていく。
・インスリンを生産するすい臓が活性酸素の攻撃を受けてインスリンの量が低下する。
増加したブドウ糖がたんぱく質と反応して全身の組織・臓器で活性酸素が発生し、合併症の発生にも影響を及ぼします。
2005年10月22日
糖尿病の合併症
糖尿病が進行すると血液や神経が冒されてしまいます。
・神経障害:手足のしびれ、勃起障害など。
・腎症:倦怠感・疲労感など。腎臓の機能が低下すると人工透析の必要もでてきます。
・網膜症:視力低下など。成人の失明原因の多くは糖尿病による網膜症です。
・動脈硬化:心筋梗塞・脳梗塞などの危険性。
糖尿病
糖尿病は生活習慣病のひとつで、血液中のブドウ糖をエネルギーにすることができないために血糖値が慢性的に高くなってしまう疾患です。自覚症状はあまり現れませんが、放置していると網膜症・腎不全・神経障害・動脈硬化などの合併症を誘発します。発病の原因は2つあり、ひとつはインスリンを分泌する組織が何らかの原因で破壊される、もうひとつは肥満・運動不足などの生活習慣が深く関わってインスリンの分泌量が低下するために起こります。
高血圧症の予防
高血圧症を予防するためには生活環境を改善することが重要になります。
・塩分を控えた食生活。
・肥満の解消。
・有酸素運動をおこなう。
・ストレスをためない。
・飲酒・喫煙を控える
・不飽和脂肪酸・コレステロールを控える。
高血圧症の原因
高血圧症は、血管が細くなるために血液の圧力が高くなる疾患ですが、その原因には活性酸素の影響が大きく関わっているといわれています。血液中の不飽和脂肪酸が活性酸素と結びつくことで過酸化脂質へと変化すると共に血管壁も傷つけてしまいます。さらに過酸化脂質がたんぱく質と反応することでリポフスチンをつくりだします。これが血管内に溜まってしまい血管が細くなります。
高血圧と合併症
高血圧症から引き起こされる合併症には次のものがあります。
・脳:動脈硬化、脳卒中(脳出血・脳血栓・脳梗塞)
・心臓:心臓肥大、狭心症、心筋梗塞
・腎臓:尿タンパク、腎機能障害、腎不全
・眼:眼底出血
・その他:間欠性跛行、壊疽
高血圧症
高血圧症とは、通常の平均値よりも慢性的に血圧が高い状態を指し、140/90mmHg以上は高血圧症と診断されます。全体の90%は本態性高血圧といわれるタイプのもので生活習慣病のひとつとして他の病気を誘発する可能性が高くなりますが、サイレントキラーと呼ばれ自覚症状に乏しいため注意が必要です。残りの10%は二次性高血圧で原因が生活習慣とは無関係のものです。
白内障の予防
白内障は、症状が進行してしまうと手術以外に視力を回復する方法はありませんが、日頃から紫外線などに気をつけて生活することで活性酸素の生産量を抑え、ある程度の予防はできるかもしれません。
・サングラスなどで紫外線、放射線などから眼を保護する。
・白内障を誘発する糖尿病などの病気を予防する。
・抗酸化物質の食品などを摂取する。
白内障の発症原因
白内障は、紫外線の影響で活性酸素が発生するために引き起こされるといわれています。眼は紫外線を浴び続けても活性酸素による問題が生じないように、酵素・ビタミンCなどの抗酸化物質が多く蓄えられていますが、加齢するにつれ抗酸化物質の量が低下し、防ぎきれない活性酸素が水晶体のたんぱく質を酸化することで発病すると考えられています。
白内障の症状
白内障が発症すると水晶体が濁ってくるために視力の低下などがみられますが、個人差があり2〜3ヶ月ほどで急激に悪くなる場合、複数年かかって徐々に視力が落ちる場合があります。
・視力の低下。
・物が二重にみえたりする。
・暗い所では見えにくい。
・靄がかかったように見える。
・外へでると眩しく感じる。
白内障
白内障とは、カメラで例えればレンズにあたる水晶体が白く濁る疾患で、「目の生活習慣病」とも呼ばれています。最も多くみられるのは加齢に伴い発症する老人性白内障です。年齢による発症率は60歳代で70%・70歳代で90%・80歳代でほぼ全ての人に症状がみられます。目の傷・アトピー性皮膚炎・糖尿病などからも引き起こされる場合があるほか、遺伝的な要因や放射線・ステロイド剤などの副作用で発症する場合、水晶体が生まれつき濁っている先天性白内障もあります。
シミ・シワの予防
シミやシワを予防するためには、紫外線の影響から肌を守るのはもちろん、体内で発生する活性酸素を抑えることも重要になってきます。
・体外から予防:紫外線のカット(日焼け止め・帽子・日傘など)
・体内から予防:活性酸素の消去(食事などによる「抗酸化物質」の摂取)
・その他の予防:ストレスをためない(ストレスによっても活性酸素が発生します)
シワの発生
真皮にあるコラーゲンやエラスチンには皮膚の弾力・柔軟性を保つ役割がありますが、一般的に25〜30歳頃から生産される量は低下していきます。さらに、紫外線(UVA)の影響を受けることにより皮膚の細胞に活性酸素が発生し、コラーゲンなどを酸化させてしまいます。コラーゲンの効果を失った肌はハリや水分がなくなり硬くなってしまい、これがシワのできる原因になります。
シミの発生
紫外線(UVB)を浴びると、その影響から身体を守るために皮膚基底層のメラノサイトという組織からメラニン色素を発生させ保護しようとします。しかし、体内で過剰な活性酸素がつくられてしまうとメラノサイトのDNA自体も攻撃を受けて、紫外線とは無関係にメラニンを放出し続けてしまいます。この過剰につくられたメラニン色素が皮膚に沈着しシミの原因になります。
肌のシミ・シワ
太陽光線には、波長の違いから紫外線・可視光線・赤外線に分けることができ、シミ・シワは主に紫外線(UVA・UVB)によっておこります。
・UVA:紫外線の90%以上がUVAです。肌の弾力が低下します。
・UVB:皮膚を黒くし、日焼け・シミの原因になります。
紫外線は夏場だけではなく、年間を通して気をつける必要があります。また、UVAの照射量は天候に影響されないため、曇りの日でも注意が必要です。
老化
老化は、体内でつくられる抗酸化物質が加齢と共に減少していくためにおきると考えられています。発生した活性酸素は体の器官を攻撃し酸化させ身体機能を衰えさせます。これにより、運動機能・内蔵機能の低下・白内障・物忘れ・シワ・シミなどが発生しやすくなり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす確率も高くなります。
老化自体は誰にも止められるものではありませんが、活性酸素を取り除く・抗酸化物質を摂取することにより、そのスピードを緩めることはできるかもしれません。
2005年10月21日
アトピー性皮膚炎と還元水
アトピー性皮膚炎では皮膚が過敏になっている場合が多く、水道水の殺菌処理に使用される塩素などにより刺激を受けて症状が悪化することがあります。水道水に敏感に反応してしまうときには、電解還元水や浄水器などで塩素を除去した水を使うことにより皮膚を刺激から守ることができます。
なお、電気分解した陽極側にできる電解酸化水には、アトピー性皮膚炎の痒みをやわらげるアストリンゼン効果があります。
機能水療法
機能水療法とは、活性水素が入っていると称される電解還元水などを飲むことで、症状の改善を目指す方法をいいます。還元水を摂取すると自然治癒力が高まると共に体質が改善されると考えられていますが、アトピー性皮膚炎の治療には、原因となるアレルゲンを寄せ付けないということがとても重要になりますので、還元水だけに頼るのは逆に症状を悪化させる場合もあります。いくつかの病院では実際に行われているようで、症状が軽くなったとの声もありますが、効果に関しては良くわかっていません。
アトピー性皮膚炎と過酸化脂質
アトピー性皮膚炎では、体内でつくられる抗酸化物質が通常よりも少ないために、肌などに含まれる脂分が酸化して過酸化脂質に変化しやすくなっています。そのため、肌の保湿機能が低下し、アトピー性皮膚炎の症状を悪くさせています。さらに、排気ガス・ダイオキシンなど環境汚染の影響で活性酸素が体内で過剰につくられる原因になっています。
アトピー性皮膚炎の原因
次のような物質が、アトピー性皮膚炎を起こすアレルゲンだといわれています。
ダニ:コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニなど。
食物:卵白、ミルク、小麦、大豆、米、トウモロコシ、ゴマ、ソバなど。
花粉:ブタクサ、ヨモギ、アキノキリンソウ、ハルガヤ、カモガヤ、アシなど。
真菌:カンジダ、ペニシリウム、クラドスポリウムなど。
動物:ネコ、イヌなど。
アトピー性皮膚炎・体質
アトピー性皮膚炎は、生まれつきのアレルギー体質などの遺伝的な要因で起こることが多くみられます。また、皮膚の乾燥や刺激に対し過敏に反応してしまう場合にも発症しやすくなります。
・アトピー素因:アレルギーに反応しやすい体質。
・皮膚過敏症:皮膚が刺激に対し弱い状態。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、主に乳幼児期に発症することが多い皮膚炎で、痒みを伴った湿疹が長期間続きます。体質的・環境的なものが原因といわれ、ストレスなどで悪化することもあります。喘息・アレルギー鼻炎など他のアレルギー疾患との併発がみられることも少なくありません。良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら思春期前には症状が軽くなりますが、成人になっても続く場合があり、中には成人になってから症状が現れる場合もあります。
2005年10月20日
その他の疾患
活性酸素が原因と思われるその他の疾患。
・手術侵襲
・アラキドン酸代謝病態
・食中毒
・壊血病
医原生疾患
活性酸素が原因と思われる医原生疾患。
・薬物傷害
・制癌剤の副作用(白血球減少症、ブレマイシン肺繊維症、アドリアマイシン心筋症、シスプラチン腎傷害)
・光線療法(光増感剤)
・IVH(セレン欠乏など)
・高酸素療法
・環境汚染性疾患、排気ガス性肺傷害
・重金属傷害
・水俣病など水汚染による各種中毒
・シリコーシス
・喘息
ガンの発症
活性酸素が原因で悪性腫瘍が引き起こされると考えられています。
・喫煙による発ガン
・化学発癌と癌化学療法
・放射線傷害と放射線療法
タバコの煙には活性酸素が含まれています。
眼に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる眼科の疾患。
・未熟児網膜症
・網膜変成
・白内障
・角膜潰瘍
体内のビタミンが不足すると活性酸素の攻撃を受けて引き起こされます。
支持組織系に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる支持組織系の疾患。
・関節リウマチ
・自己免疫疾患
・膠原病
活性酸素が免疫機能を低下させます。
皮膚に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる皮膚の病気。
・やけど
・日光皮膚炎
・アトピー性皮膚炎
・皮膚潰瘍
紫外線の影響で活性酸素がつくられてしまいます。
泌尿器に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる泌尿器の疾患。
・糸球体腎炎
・溶血性腎傷害
・薬物性腎傷害
・制癌剤の副作用
・ファンコニー症候群
内分泌に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる内分泌の疾患。
・糖尿病
・副腎代謝傷害
・ストレス反応
活性酸素がインシュリンなどの産出を阻害します。
血液系に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる血液系の疾患。
・白血球系:慢性肉芽腫症、白血病、AIDS、敗血症
・赤血球系:異常ヘモグロビン症(メトヘモグロビン、サラセミア、鎌状赤血球)、ヘモクロマトーシス、プリマキン過敏症、夜間発作性血色素尿症、薬物性貧血、アカタラセミア
・他の血液成分:アルファ1−酸性蛋白の傷害、高脂血症、DIC、血小板異常症、出血性ショック
消化器に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる消化器の疾患。
・急性胃粘膜傷害
・胃潰瘍
・潰瘍性大腸炎
・クローン病
・ベーチェット病
・肝炎
・肝硬変
・薬物性肝傷害
・肝移植病態
・各種の黄疸病態
・膵炎
脳神経系に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる脳神経系の疾患。
・脳浮腫
・脳梗塞
・脳出血
・てんかん
・脳血管攣縮
・パーキンソン病
・自律神経傷害
・遅発性神経障害
・脊髄損傷
・神経原性肺浮腫
呼吸器に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる呼吸器の疾患。
・肺炎
・感染症
・肺腺維症(制癌剤副作用)
・パラコート中毒
・喫煙傷害
・肺気腫
・高酸素療法
・インフルエンザ
除草剤のパラコートは活性酸素のひとつです。
循環器に起きる疾患
活性酸素が原因と思われる循環器の疾患。
・心筋梗塞
・不整脈
・動脈硬化
・血管攣縮
・虚血循環傷害
・Se欠乏症
血液中のLDL(悪玉コレステロール)が酸化して起こると考えられています。
活性酸素が原因で起こる疾患
活性酸素が発症の原因と考えられている疾患は多岐に渡ります。
・循環器、呼吸器
・脳神経系
・消化器
・血液系、内分泌
・泌尿器
・皮膚、眼科
・腫瘍、医原生疾患など
活性水素とアルカリイオン水
アルカリイオン水とは、陽極側に乳酸カルシウム溶液、陰極側に水を入れ、電気分解でつくられるアルカリ性の水溶液です。陽極側には水と酸素ガスが発生して酸性水(アストリンゼン液)が、陰極側には水素ガスが発生してアルカリイオン水になります。基本的には研究用に用いられる電解還元水と変わりません。ただし、できあがったアルカリイオン水の中に活性水素が存在しているわけではなく、電極から発生した水素ガスは水素分子に過ぎません。
還元水とビタミンCの抗酸化の違い
電解還元水、ビタミンCには活性酸素を除去する抗酸化作用がありますが、その効果には違いが見られます。九州大学・白畑教授の行った実験では、どちらも培養された細胞の活性酸素を消去していますが、ビタミンCの場合は還元作用と同時に酸化作用も行っているのではないかと示唆しています。ビタミンCの濃度が高い場合、低い場合では消去の効果は減少し、高すぎる濃度では活性酸素を除去する効果は示されなかったとのことです。
活性酸素と喫煙
喫煙は肺ガンなどの疾患を引き起こすと考えられていますが、そのガン細胞発生の原因とみられる活性酸素を増やす要因になります。タバコの煙を吸い込むと、白血球がその物質を除去しようと多量の活性酸素をつくりだします。また、タバコの煙自体に活性酸素のひとつ「過酸化水素」が含まれているので、活性酸素そのものを摂取しているといっても過言ではありません。さらに、喫煙により抗酸化物質のビタミンCも破壊されてしまうため、活性酸素の影響は避けられません。
活性水素の測定方法
活性水素を測定する方法は一般に公表されていないため、白畑教授以外でそれを確認した研究者は皆無です。その存在は別にして、少なくても以下のような方法で、活性水素の有無を調べることは絶対にできませんので注意しましょう。
・活性水素水は酸化還元電位が還元値。
・活性水素水の中に釘を入れても錆び付かない。
・活性水素水でお茶を薄めても色が薄くならない。
天然還元水の抗酸化効果
九州大学・白畑教授の培養細胞を使用した活性酸素の消去実験で、日田天領水などの天然還元水には抗酸化作用があることが確認されています。
・日田天領水:活性酸素の20%を消去。
・ノルデナウの水:活性酸素の24%を消去。
・トラコテの水:活性酸素の24%を消去。
・電解還元水:活性酸素の25%を消去。
・ビタミンC:活性酸素の22%を消去。
・ミネラルウォーター:細胞内の10%が酸化に移行。
・水道水:細胞内の25%が酸化に移行。
ミネラルウォーターの分類
ミネラルウォーターは以下のようにわけられ、日田天領水は「ナチュラルミネラルウォーター」と分類されます。
・ナチュラルウォーター:特定水源より採水。
・ナチュラルミネラルウォーター:ミネラル成分が含まれた特定水源より採取。
・ミネラルウォーター:ミネラルの調整、複数の源水を混ぜてある。
・ボトルドウォーター:源水と大きく異なる処理を施している。
アルカリイオン水との違い
アルカリイオン水は、電気分解でアルカリ性の水をつくりますが、基本的な部分は電解還元水と変わりません。また、生成された水のpHが飲料水の基準を越えてしまう場合があるので、気をつける必要があるでしょう。
日田天領水との大きな違いは、天領水の中に多く含まれるミネラル成分が、アルカリイオン水にはそれほど含まれていないということです。ただし、アルカリイオン水には慢性下痢・胃酸過多・制酸・消化不良・胃腸内異常醗酵に効果があると認められています。
電解還元水の違い
実験用に使用される電解還元水は、精製し不純物を取り除いた水の中に0.01%の塩化ナトリウム(NaCl)を加えて、白金の電極がついた整水器で電気分解したものです。その陰極側につくられた水が電解還元水で、pH約11%の強いアルカリ性のものですが、実際の研究にはpH約7%に中和して使用されるようです。
なお、この水は実験用で飲むことはできないそうですので、両者の違いは飲料に適しているか否かだと思われます。
飲用方法
日田天領水は、いろいろな用途に使用できます。
・コーヒー、お茶:味がまろやかになります。
・ご飯:ふっくら炊きあがり、冷めても美味しい。
・料理:アク抜きなど。煮物の味も良くなります。
・ミルク:赤ちゃんのミルクにも使えます。
・肌水:肌水としても使うことができます。
2005年10月19日
水質(その他)
()内は基準値
・塩化物イオン:9.1mg/l:(200mg/l以下)
・蒸発残留物:160mg/l:(500mg/l以下)
・pH:8.0:(5.8以上8.6以下)
・臭気:異常でない:(異常でないこと)
・色度:0.5未満:(5度以下)
・濁度:0.1未満:(2度以下)
水質(生活上支障を及ぼす・有機物質)
()内は基準値
・陰イオン界面活性剤:0.02mg/l未満:(0.2mg/l以下)
・ジェオスミン:0.000001mg/l未満:(0.00001mg/l以下)
・2-メチルイソボルネオール:0.000001mg/l未満:(0.00001mg/l以下)
・非イオン界面活性剤:0.005mg/l未満:(0.02mg/l以下)
・フェノール類:0.005mg/l未満:(0.005mg/l以下)
・有機物・全有機炭素/TOC:0.2mg/l未満:(5mg/l以下)
水質(無機物質)
()内は基準値
・亜鉛及びその化合物:0.05mg/l未満:(1.0mg/l以下)
・アルミニウム及びその化合物:0.02mg/l未満:(0.2mg/l以下)
・鉄及びその化合物:0.03mg/l未満:(0.3mg/l以下)
・銅及びその化合物:0.05mg/l未満:(1.0mg/l以下)
・ナトリウム及びその化合物:22mg/l:(200mg/l以下)
・マンガン及びその化合物:0.005mg/l未満:(0.05mg/l以下)
・カルシウム・マグネシウム等:28mg/l:(300mg/l以下)
水質(健康に影響を与える・有機物質)
()内は基準値
・四塩化炭素:0.0002mg/l未満:(0.002mg/l以下)
・1,4-ジオキサン:0.005mg/l未満:(0.05mg/l以下)
・1,1-ジクロロエチレン:0.002mg/l未満:(0.02mg/l以下)
・シス-1,2-ジクロロエチレン:0.004mg/l未満:(0.04mg/l以下)
・ジクロロメタン:0.002mg/l未満:(0.02mg/l以下)
・テトラクロロエチレン:0.001mg/l未満:(0.01mg/l以下)
・トリクロロエチレン:0.001mg/l未満:(0.03mg/l以下)
・ベンゼン:0.001mg/l未満:(0.01mg/l以下)
水質(重金属)
()内は基準値
・カドミウム及びその化合物:0.001mg/l未満:(0.01mg/l以下)
・水銀及びその化合物:0,00005mg/l未満:(0.0005mg/l以下)
・セレン及びその化合物:0.001mg/l未満:(0.01mg/l以下)
・鉛及びその化合物:0.001mg/l未満:(0.01mg/l以下)
・ヒ素及びその化合物:0.001mg/l未満:(0.01mg/l以下)
・六価クロム及びその化合物:0.005mg/l未満:(0.05mg/l以下)
水質(微生物など)
()内は基準値
・一般細菌:0ml:(1ml/100以下)
・大腸菌:検出されない:(検出されないこと)
・シアン化物イオン及び塩化シアン:0.001mg/l未満:(0.01mg/l以下)
・硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素:0.3mg/l:(10mg/l以下)
・フッ素及びその化合物:0.08mg/l未満:(0.8mg/l以下)
・ホウ素及びその化合物:0.1mg/l:(1.0mg/l以下)
おいしい水の基準との比較
カッコ内はおいしい水の基準
PH:8.0(6.0〜7.5)
臭味:なし(3以下)
水温(℃):不明(20以下)
硬度(mg/l):28(10〜100)
遊離炭酸(mg/l):0.5(3〜30)
有機物(mg/l):0.2(3.0以下)
蒸発残査(mg/l):160(30〜200)
残留塩素(mg/l):なし(0.4)
鉄(mg/l):0.03(0.02以下)
塩素イオン(mg/l):9.1(50以下)
発見の経緯
日田天領水は、日田市でウナギの養殖・ガソリンスタンドなどを経営していた石井嘉時氏により偶然発見されました。ウナギの養殖に必要なため、地下1,000メートル以上の深い井戸をいくつか所有していた石井氏ですが、ある時、その井戸水のひとつで育てたウナギが、他の井戸水で育てたウナギよりも大きく太く成長していることに気付きました。そこで、その水を調査したところ、雑菌などのないキレイな水だったため、飲料水として使用することになったそうです。
日田市
日田市は大分県の北西部に位置し、周囲を山々に囲まれた盆地には大山川・玖珠川・花月川など複数の河川が三隈川に流れ込み、日本でも有数の水郷を形成しています。山間部での降水量は多く、冬には市内中心部でも10cm程積、山間部では1メートル以上の雪が降ることもあります。
江戸時代には幕府直轄の天領として九州地方の中心的役割を担い、現在でも小京都と呼ばれています。また、邪馬台国があった場所のひとつとして考えられている地域でもあります。
日田天領水
世界各地には病気に良く効くといわれて評判になっている天然水があります。ドイツ・ノルデナウの水、フランス・ルルドの泉、メキシコ・トラコテの水などは奇跡の水と呼ばれ、水を求めて毎日多数の人々が集まっているそうです。
日田天領水は、それらの水と同様の効果があると考えられている地下水で、九州大学の白畑教授によれば、活性酸素を消去する効果がみられた抗酸化水ということです。
活性水素水の特徴
通常は、他の物質に反応するときの一瞬だけ水素分子(H2)が別れて「HH」になりますが、活性水素の場合は、水素原子(H)のままで次のような状況でも変わらずに安定しているそうです。
・撹拌
・沸騰
・凍結・解凍
・加圧
さらに、30%稀釈しても変化せず、冷蔵庫の中で約30日の保存ができるそうです。
販売されている活性?水素水
インターネットで「活性水素水」を検索すると、何万件ものサイトがヒットします。そして、ほとんど全てが「活性水素水」の販売や「活性水素水」を製造できる装置の情報が載せられたホームページで占められています。仮説である活性水素が商品化されて一般に売られている現状はとても不思議に思いますが、それらの商品の多くは水素分子のことを活性水素としています。活性水素のネームバリューにあやかっているとしか思えませんが、誤解を招くのは確かです。
活性水素以外の可能性
奇跡の水と称されるノルデナウの水・日田天領水などには微細な白金などの金属クラスターが含まれていると白畑教授の発表で、東京大学の宮本有正教授は、2nmの白金粒子をつくり、実際に活性酸素を消去することができるのか実験を行いました。その結果、白金ナノ粒子には過酸化水素・ハイドロキシラジカルに対し抗酸化効果があることが確認されたそうです。また、杏林大学の平岡講師によれば日田天領水の抗酸化作用はパナジウムイオンによるものではないかと考えられるそうです。
活性水素は存在するのか
九州大学の白畑教授が発見したとされる活性水素(水素ラジカル)ですが、その存在は多くの専門家などから疑問視されています。水素が原子状態で安定して存在することは一般的にあり得ないことですし、以下のような問題をクリアにしないことには、活性水素はオカルトの範疇といっても過言ではないかもしれません。
・全てのデータが公表されていないため、第三者による追試ができない。
・活性水素を計測する方法が公表されていない。
還元水の作用・注意点
還元水を使用した疾患に対する実験の効果は、あくまでも活性酸素が原因で起こるといわれている症状の改善が見込めるというもので、還元水が万病に効く奇跡の水というわけではありません。さらに、効果が認められた実験のほとんどは、机上の実験装置の中で起きているだけに過ぎず、その効果が人間の体内でも同様に発揮されるのかどうかは、臨床データが少ない現段階では何ともいえないのが実情です。
2005年10月18日
還元水・さまざまな作用
還元水の研究過程で以下のような事例が発見され、これからの応用が期待されています。
・神経細胞のアポトーシス死を抑えたため、脳疾患に効果が期待される。
・動脈硬化症の原因になる過酸化脂質の生成を抑える。
・人工透析時の酸化ストレスを軽くする可能性。
・大腸菌に弱い殺菌効果が認められたため食品保蔵などに応用。
※アポトーシス:個体保存のために引き起こされる管理された細胞の死。
還元水・糖尿病への作用
糖尿病に還元水を作用させた実験で、次のことがみられたそうです。
・インスリンの分泌を促進。
・アロキサンによる細胞の酸化障害を軽減。
・実験マウスの血糖値が上がるのを抑える。
・ノルデナウの水を飲んだ219人の糖尿病患者の症状が改善など。
還元水・ガン細胞への作用
ガン細胞に還元水を作用させた場合、次のようなことがみられました。
・細胞内の酸化ストレスが軽減。
・増殖のスピードが低下。
・悪性から良性に形態が変化。
・転移を抑える。
・テロメアが短くなる、など。
還元水の作用
電解還元水や天然還元水で、効果を期待できる可能性がある疾患は次のようなものです。
・眼疾患
・神経疾患
・動脈硬化症
・糖尿病
・悪性腫瘍
・アレルギー
・活性酸素(ROS:reactive oxygen species)の消去
活性水素の抗酸化作用
九州大学・白畑教授は、活性酸素が引き起こしていると思われるガン・糖尿病・動脈硬化症・肝炎・腎炎・アトピー性皮膚炎・脳機能障害などに、水の電気分解から生成される活性水素が、活性酸素の理想的な抗酸化剤としての可能性があると書いています。さらに、従来アルカリイオン水と呼ばれていた電解還元水や「奇跡の水」と称される日田天領水・ノルデナウの水(ドイツ)・トラコテの水(メキシコ)などの天然水にも同様の抗酸化作用がある天然還元水だとしています。
水と酸素・炭酸ガス
水の中の酸素や二酸化炭素(炭酸ガス)の量によっても味が左右されます。酸素・炭酸ガスが適度に含まれることによって清涼感がある美味しい水になるといわれています。これら溶存ガスは沸騰することにより失われますので、水道水の塩素を除くために水道水を長時間沸騰させることは、逆に味を落とす場合があります。また、汲み置きをしておいた水も、時間の経過で酸素や二酸化炭素が失われます。
水とアルカリ性
身体の酸化を防ぐために、アルカリ性の水を摂取したほうが良いといわれています。ナトリウム・カルシウム・カリウム・マグネシウムなどの陽イオンが含まれているとアルカリ性の水になるため、体内へのミネラル摂取を考えるなら、このような水を飲んだほうが良いでしょう。ただし、「アルカリ性=健康に良い」という図式は偏った認識なので注意が必要です。ちなみに、アルカリイオン水は慢性下痢・胃酸過多・制酸・消化不良・胃腸内異常醗酵に効果があるとされています。
水とミネラル
自然の湧き水がおいしい理由は、水の中にカルシウム・カリウム・ナトリウムなどのミネラルが含まれているからだといわれています。カルシウムとマグネシウムの含まれている量が、1リットルに100mg以下は軟水、200mg以上が硬水と分類しています。飲料には硬水、料理には軟水など使い分けることも必要かもしれません。ただし、硬水は飲み馴れていないとお腹を壊す可能性もあるため、ミネラルがたくさん含まれていて健康に良いから、といって飲み過ぎないように気をつけましょう。
水と塩素
塩素は水道水に含まれている消毒薬で、水道の味を落としている原因のひとつです。カルキ臭は塩素と細菌が反応するとでてくるため、臭いが強いほど塩素を多量に使用している場合があります。また、塩素が有機物と反応するとトリハロメタンという有害な物質が発生します。このトリハロメタンを大量に摂取してしまうと腎臓・肝臓などに障害が発生し、ガンの発症にも関わってきます。
しかし、水道水の消毒は伝染病の発生などを防ぐためには必要なことで、塩素の使用料を抑えるためにも地域の自然環境を改善することが大切です。
良い水のポイント
身体に良い水は、以下のポイントを照らし合わせると判断できるかもしれません。
・有害な不純物がない。
・ミネラルが適度に含まれている。
・弱アルカリ性の水。
・炭酸ガス・酸素が含まれている。
2005年10月17日
おいしい水とクラスター
水の構造は、H2Oが個別に集まってできているわけではなく、いくつかの分子が枝状や多角形に結合(クラスター)して形成していると考えられています。
松下和弘氏(元・日本電子)は、カルシウムイオンが含まれている水は、クラスターが小さくなり体内に吸収されやすいため美味しく、普通の水道水はクラスターが大きいため不味いと記述しています。しかし、味覚のメカニズムはわからない部分が多く、クラスターとの関連も不明なため、もし美味しいと感じた場合には他に要因があるかもしれません。
千歳の水(名水100選)
蒸発残査(mg/l):90
硬度(mg/l):15.1
有機物(mg/l):1.1
臭味:なし
残留塩素(mg/l):0.2
水温(℃):9.4
羊蹄のふきだし湧水の水質(名水100選)
塩素イオン(mg/l):6.0
有機物(mg/l):0.28
硬度 (mg/l):23.0
蒸発残留物(mg/l):98.0
PH値:7.0
飲料水の水質基準
PH:6.0〜7.5
臭味:3以下
水温(℃):20以下
硬度(mg/l):10〜100
遊離炭酸(mg/l):3〜30
有機物(mg/l):3.0以下
蒸発残査(mg/l):30〜200
残留塩素(mg/l):0.4
鉄(mg/l):0.02以下
塩素イオン(mg/l):50以下
飲料水の酸化還元電位
・大阪府・南区(水道水):+750mv
・鳥取市(水道水):+619mv
・福岡市(水道水):+580mv
・東京都・港区(水道水):+565mv
・茨城県・守谷町(水道水):+500mv
・富山市(水道水):+460mv
・屋久島・縄文水:+330mv
・新潟県・天下甘露水:+280mv
・神戸・六甲の水:+230mv
・北海道・羊蹄山の湧水:+220mv
名水とは
日本各地には、名水と呼ばれる水が多数存在し、「名水100選」なども選ばれています。酸化還元電位計(ORPモニター)で計測してみると、美味しいといわれている自然水は酸化還元電位が低いことがわかります。一般的には+400mvを境に、それ以上は酸化水、それ以下は還元水と分類しますが、大阪府南区の水道水は+750mvと高く、低めの富山市でも+460mvあります。それに比較すると自然水は概ね+200〜300mvの範囲に収まります。このことから、名水の条件は酸化還元電位の低い水ということができるかもしれません。
奇跡の水と活性水素水
九州大学の白畑教授がドイツ人のカーディック医師らと行った研究の中で「ノルデナウの水」、「トラコテの水」、「日田天領水」には抗酸化作用があったと報告しています。ただし、注意しなければいけないのは、抗酸化水と活性水素水が同意語ではないということです。活性水素の理論は仮説の段階であり、杏林大学の平岡講師が指摘しているように、活性水素以外の物質が活性酸素の除去をしている可能性もあります。活性水素が一人歩きをしている現在の状況は少し危険ではないのかと思います。
フンザの水
パキスタンの北部山岳地帯に位置するフンザは、20年以上前まではフンザ王国として存続していました。アニメ「風の谷のナウシカ」の舞台のモデルとして、また長寿の村として知られています。そこで飲まれている水は「氷河のミルク」と呼ばれる白く濁った水で、アメリカのフラナガン博士がフンザ水を分析したところ、濁りの成分はコロイド状の硅素塩ということがわかりました。住民はミネラル成分が高いこの水が健康と長生きの源と信じています。
ノルデナウの水
ドイツ・フランクフルトから車で約2時間のシュマーレンベルグ地方にあるノルデナウは人口300人程の小さな村ですが、ここで湧き出る水を求めて日に約600人が訪れています。その水はホテル敷地内のスレート鉱山跡からでている泉水で、人々は20分程その場で瞑想した後に1日に2リットルの水を飲むそうです。ドイツ人の医師ガーディックは、水を飲んだ540人にアンケートを行い、ほとんどの人の病状が良くなっていると報告しています。
トラコテの水
メキシコ・シティから北へ約300キロ離れた場所に人口数千人の村トラコテがあります。約20年前にこの場所へ移り住んできたチャヒンは、井戸の水を飲むようになってから持病の腰痛がすっかり良くなり、そのことがきっかけで奇跡の水として周りに話しが広まりました。1日に数千人が訪れるというこの水を、1990年アメリカのナショナルテスティング研究所が分析を行い、カルシウム・鉄分が豊富に含まれていることが判りました。
ルルドの泉
フランス・ピレネー山脈の麓にあるルルドの泉は、カトリックの聖地マッサピエール洞窟の入り口にあります。1858年、村に住む少女ベルナットが聖母のお告げを受け、その場所を掘ってみたところ水が湧き出てきたといわれており、ローマ法王庁からも奇跡として認定されています。1日に12万2400リットルの水を排出し、その水を飲んで病状が回復した人は約6,000人いるそうです。現在ではカトリック最大の聖地で年間500万人もの巡礼者が訪れます。なお、泉の水は3年程待たなくては入手できません。
奇跡の水
世界各地には病気を治す効果があるといわれる「奇跡の水」と呼ばれる水があります。ゲルマニウムなどのミネラル成分が非常に高いのが特徴で、以下のものが有名です。
・ルルドの泉(フランス)
・トラコテの水(メキシコ)
・ノルデナウの水(ドイツ)
・フンザ水(北パキスタン)
2005年10月16日
平岡厚講師
「水」製品について研究を行っている、杏林大学保険学部の平岡厚講師により抗酸化水の原因物質を解明する実験がされました。その結果は、試験管内で電解水・ミネラルスティック水・日田天領水に一定の抗酸化作用は認められるが、ビタミンCなどに比べ効果は弱く、その作用も活性酸素と直接反応して除去する「活性水素」のような物質が存在しているわけではない、としています。また活性水素に関しても、水素分子や還元性カチオンの作用で説明できるとし、溶液中に水素原子が存在しているわけではないのに「活性水素」と呼ぶことは誤解を与えると記しています。
活性水素と金属微粒子
2002年、九州大学中央分析センターのセンターニュースに掲載された白畑教授の文献には、活性水素は金属微粒子(金属ミクロクラスター)に吸蔵されているとの仮説を提唱しています。透過型電子顕微鏡で電解還元水を解析すると1〜10nmの白金クラスターが、日田天領水にも白金・銅・鉄クラスターが存在しており、その濃度により活性水素の反応が強まると記述されています。また、飲料水は還元水と酸化水に区別することを唱え、還元水は活性水素を含む・活性酸素を消去する、酸化水は活性酸素を含む・疾病を起こす水と定義しています。
白畑教授・BBRC論文概要
1997年5月にアメリカの研究雑誌「BBRC」に発表された論文は以下のような内容です。
・活性酸素は体内を酸化し、さまざまな疾患・老化現象を引き起こす。
・活性酸素を撃退する理想的な方法は活性水素によるもの。
・活性水素は水の電気分解によって還元水の中にできる。
・還元水には強い抗酸化作用があり、比較的安定している。
・還元水の抗酸化作用は水素分子によるものではなく水素原子によるものであろう。
白畑實隆教授
そもそも活性水素とは、九州大学の白畑實隆教授が発見したもので、アメリカの研究雑誌に論文が発表されてから話題になった物質です。この中で白畑教授は、病気の原因である活性酸素を撃退する最良のものは電気分解した還元水(活性水素水)であり、その中には溶存水素原子(活性水素)が含まれているはずだ、と書かれています。ただし、活性水素は白幡教授自ら論文の中に記述しているように仮説に過ぎません。また、最近の説では金属微粒子に原子水素が含まれているとなっています。
酸化還元電位・水の比較
・水道水:+400〜+700mv(地域によって差があります)
・自然水:+200〜+300mv
・スポーツドリンク:+250mv前後
・ミネラルウォーター:+200mv前後
・ルルドの水など:-50〜-80mv
・アルカリイオン水:-200〜-400mv
マイナスの還元数値が高いからといって、その水が活性水素水だというわけではありません。
酸化還元電位計
酸化還元電位計(ORPモニター)とは、酸化還元電位の数値を計ることのできる機器のことです。さまざまなタイプのものが販売されていますが、基本的には装置についている電極を物質に触れさせると酸化還元電位が数値で表示される仕組みです。価格は、ハンディタイプのものが大体2万〜4万円、業務用が4万〜7万円となっています。
酸化還元電位
酸化還元電位(ORP:Oxidation Reduction Potential)とは、ある物質が他の物質を錆びさせやすい状態なのかを数値化し表したものをいいます。単位はmv(ミリボルト)で、錆びやすいとプラス(酸化)、錆びにくいとマイナス(還元)となり、一般的に+200mvを越えたものが酸化状態、それ以下のものが還元状態と考えられています。
酸化(錆び)は人体にも大きく影響し、酸化数値の高い水や食品などを摂取することで、還元状態にある人間の体液・臓器に負担をかけてしまうことになるそうです。
逆浸透膜方式
逆浸透膜方式とは、生物の細胞膜が純水は透過するが不純物は通さないという原理を応用した浄化システムです。使用している逆浸透膜フィルターは、電子顕微鏡を使っても確認できないほど極めて小さな孔(200万分の1ミリ)で形成され不純物が取り除かれます。
この技術は、人工透析や半導体の洗浄などのために開発されましたが、現在ではスペースシャトル内の飲料水製造をはじめ、世界中のあらゆる分野で活用されています。
活性水素水の製造方法
活性水素水は、良質の自然水を逆浸透膜という方法でろ過し、できあがった純水に水素を加えてつくられた水です。水(H2O)の構造は水素原子(H)2個と酸素原子(O)1個で形成されていますが、この水の場合は、2個以上の水素原子が安定して酸素原子と化合しているといわれています。通常では考えられないことですが、ある条件の下では酸素がより多くの水素と結合する性質があるそうです。
なお、一般家庭で簡単に活性水素水をつくることができるといわれている、マグネシウムのスティックなども販売されています。
活性水素水
活性水素水は活性水素が豊富に含まれている水のことを指します。抗酸化物質で、万病に効く奇跡の水と呼ばれる「トラコテの水(メキシコ)」や「ルルドの水(フランス)」などには活性水素が多く含まれているといわれています。老化や病気の原因とされる活性酸素と反応することで、活性酸素の毒素を消し去り無害な水へ変化させる効果があります。
人工的につくられた活性水素水も販売されていますが、水素が原子で含まれているわけではないようですので、厳密には活性水素水といえません。
活性水素
活性水素(アクティブハイドロゲン)とは、還元力が強い水素のことを指します。水素は通常「水素分子(H2)」で存在し、自らを安定させるために酸素(O)と反応して水(H2O)になる場合が多くみられます。しかし、活性水素は水素原子(H)単独で存在しているため、よりほかの物質と結合しやすく、活性酸素とは特に相性が良いと考えられています。
ただし、一般的には水素が原子の状態で自然界に存在していることは無いといわれていますので、どのような条件下で水素が活性化するのかは、専門家の研究を待たなくてはいけません。
2005年10月15日
一重項酸素のスカベンジャー
一重項酸素の主な抗酸化物質は次のようなものです。
・酵素:SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)、グルタチオンペルオキシターゼ
・ビタミン:ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE
・食品栄養素など:リコピン、カロチノイド、メチオニン、ヒスチジン、トリプトファン
・その他:尿酸、女性ホルモン、ビリルビン
ヒドロキシラジカルのスカベンジャー
ヒドロシキラジカルの主な抗酸化物質は次のようなものです。
・酵素:グルタチオンペルオキシターゼ、フスチジン、メタロチオネイン
・ビタミン:ビタミンC、ビタミンE
・食品栄養素など:カロチノイド、糖類、フラボノイド、カロチノイド、γ-オリザノール
・その他:女性ホルモン
過酸化水素のスカベンジャー
過酸化水素の主な抗酸化物質は次のようなものです。
・酵素:カタラーゼ、グルタチオンペルオキシターゼ、ペルオキシターゼ、メタロチオネイン
・ビタミン:ビタミンC
過酸化水素はカタラーゼによって分解されますが、鉄イオンなどによりヒドロキシラジカルに変化し、カロチノイド・ビタミンEなどで取り除かれます。
スーパーオキシドアニオンのスカベンジャー
スーパーオキシドアニオンラジカルの主な抗酸化物質は次のようなものです。
・酵素:SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)、ユビキノン、メタロチオネイン
・ビタミン:ビタミンC、ビタミンE
・食品栄養素など:フラボノイド、カロチノイド、γ-オリザノール
ゴマリグナン
ゴマリグナンはゴマに含まれる物質でセサミン・セサモール・セサミノール・セサモリノール・セサモリン・ピノレジノールの総称です。悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、活性酸素を除去するといわれており、特に肝臓において高い効果を発揮します。
ただし、ゴマは硬い殻で覆われているため、すりゴマなどにしないと効果が激減してしまうほか、その大部分が油分なので、カロリー管理には注意が必要です。1日に10g(スプーン1杯)ほどの摂取が目安になります。
カロチノイド
カロチノイドは、植物などの色素の一種で約600種類存在します。人間の体内では作ることができないため、食品から摂取しなければなりません。カボチャやにんじんなど緑黄色野菜に含まれているβカロテンは良く知られており、トマトに含まれるリコペンも最近にわかに注目を浴びています。
植物以外にも赤身の魚(鮭、タイ、いくら、筋子など)にはアスタキサンチンというカロチノイドがあり、その抗酸化力はビタミンEの1000倍にも達するといわれています。
ビタミンCと一緒に摂取すると相乗効果が高まり効果的です。
ポリフェノール
ポリフェノールとはフラボノイドの1種で、植物が光合成を行ってつくる色素・苦味・渋みの成分を指します。5000種類以上存在するといわれ、ひとつの食品に数種類のポリフェノールが含まれている場合もあります。フランス人に動脈硬化による死亡率が少ないのは、赤ワインに含まれるポリフェノール(アントシアニン)と関係があるのではないかともいわれ注目を集めています。
そのほかのポリフェノールでは、緑茶のカテキン、大豆のイソフラボン、ココアのカカオマスポリフェノールなどが良く知られています。
抗酸化物質・植物栄養素
最近注目を浴びている、ポリフェノール・カテキン・ゴマリグナンなどの食品栄養素にも、抗酸化作用に大変効果が高いことがわかってきました。
・ポリフェノール:カテキン、イソフラボン、アントシアニンなど。
・カロチノイド:リコピン、βカロチン、βクリプトキサンチンなど。
・ゴマリグナン:セサノール、セサミンなど。
セレニウム
セレニウム(セレン)は、活性酵素を分解するグルタチオンペルオキシターゼ(GSH-Px)を作るために欠かすことのできないミネラルで、セレノたんぱく質としても細胞外で抗酸化の作用があります。また、ヨードチロニン脱ヨウ素化酵素の成分になり、甲状腺のホルモン活性に影響を与えます。
活性酸素の除去には必要不可欠な物質で、魚介類、肉類、卵、乳製品などに多く含まれています。1日に必要な量は、男性で60μg、女性で45μgです。
2005年10月14日
銅を含んだ食品
銅は豆類・種実類・魚介類などに多く含まれています。
・種実類:ごま、ひまわりの種、カシューナッツ、落花生など。
・魚介類:するめ、ほしえび、しゃこ、いかなど。
・肉類:牛、豚のレバー。
・香辛料:バジル、とうがらし、こしょうなど。
銅
銅は、SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)・セルロプラスミン・チトクロムCオキシダーゼなどの酵素と関わることで様々に作用します。また、鉄分の吸収を助け、メラニンの生成にも関わっています。身体の中には70〜100mgほどあり、骨・筋肉・肝臓に存在しています。不足すると骨がもろくなったり、免疫力の低下を招きます。
1日に必要な量は、男性で1.8mg、女性で1.6mgです。
マンガンを含んだ食品
マンガンは穀類・種実類・葉物野菜などに多く存在します。
・種実類:くるみ、アーモンド、ひまわりの種など。
・野菜類:しょうが、しそ、バジルなど。
・藻類:あおのり、焼きのり、ほしのりなど。
・穀類:小麦、玄米など。
・茶類:玉露、煎茶、紅茶など。
マンガン
マンガンは、SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)やピルビン酸カルボキシラーゼ(脱炭素酵素)を作るために不可欠なミネラルで、他の酵素を助ける働きもあります。身体の中にマンガンは僅か12〜20mgしかありません。その25%は骨の中に含まれ、肝臓・すい臓・腎臓と続きます。
普通の食生活でマンガンが欠乏することはありませんが、不足した場合には、骨の形成、糖質・脂質の代謝、運動機能、生殖機能などに影響を与えると考えられています。
1日に必要な量は、男性で4mg、女性で3mgです。
鉄を含んだ食品
鉄は魚介類などに多く存在します。植物性の非ヘム鉄に比べると、動物性のヘム鉄のほうが体内の吸収率が高めです。
・魚介類:干しえび、どじょう、しじみなど。
・藻類:あおのり、ひじき、岩のりなど。
・肉類:豚、鶏、牛のレバー。
・茶類:煎茶、紅茶、抹茶など。
鉄
鉄には、動物性のヘム鉄(2価鉄)と植物性の非ヘム鉄(3価鉄)があります。エネルギーの代謝を助け、細胞・筋肉に酸素を供給する働きがありますが、体内への吸収はあまり良くありません。
身体の中には常に約3gの鉄分が蓄えられていますが、体外に排出される量は多くないため、普通の食生活を行っていれば不足することは滅多にありません。ただし、極端なダイエットや偏食で鉄分の補充が難しくなると、貧血などが起きる場合があります。
1日に必要な量は約10mgで、女性は少し多めに摂取した方が良いとされています。
亜鉛を含んだ食品
亜鉛を多く含む食品には牡蠣が良く知られていますが、肉類・種実類などにも多数含まれています。
・魚介類:牡蠣、からすみ、するめなど。
・肉類:豚レバー、牛肩肉、牛もも肉など。
・種実類:ごま、カシューナッツなど。
・小麦胚芽、ナチュラルチーズなど。
亜鉛
亜鉛には、活性酸素の増加を抑えるだけではなく、たんぱく質の合成・分解、免疫力、血糖値など、さまざまな部分に影響を与えるミネラルです。不足すると味覚障害・皮膚炎・脱毛などの症状が起こるほか、男性では勃起障害、女性(妊産婦)では胎児の成長が阻まれます。
1日に必要な量は約10mgで、インスタント食品などの偏った食事では不足しがちになるので注意が必要です。また、激しいスポーツや飲酒の後には体内で亜鉛が消費されるため、多めに摂取したほうが良いでしょう。
抗酸化物質とミネラル
体内で抗酸化物質(スカベンジャー)を作るためには、たんぱく質のほかに鉄・亜鉛・銅・マンガン・セレニウムといったミネラルも欠かすことはできません。特に効果が高いといわれているSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)は亜鉛・鉄・マンガンが必要になり、グルタチオンペルオキシターゼ(GSH-Px)もセレニウムがなくては活性酵素を分解することができません。また、カタラーゼもたんぱく質と鉄が合成することでつくられます。このようなことから、ミネラルバランスを考えた食事をすることも重要になってきます。
たんぱく質を含んだ食品
たんぱく質には、植物性と動物性のものがあり、これらをバランスよく摂取することが重要です。次のような食品に多く含まれています。
・魚介類:マグロ赤身、かつお、さば、あじなど。
・肉類:鶏ささみ、豚ヒレ肉、豚もも肉など。
・乳製品:チーズ、牛乳、ヨーグルトなど。
・大豆製品:納豆、豆腐など。
抗酸化物質とたんぱく質
身体の中で抗酸化物質(スカベンジャー)を作りだすためには、たんぱく質が必要不可欠です。たんぱく質は20種類のアミノ酸によって構成されていますが、体内で全てをまかなうことはできません。そのため足りない分を食品から摂取する事が大切になってきます。
たんぱく質は1日に自分の体重の1%(60kgなら60g)を摂取するのが目安になります。ただし、鶏卵などから取り入れた場合は、多すぎるとコレステロールも増えてしまうので注意が必要です。
葉酸を含んだ食品
葉酸は1日に240μgの摂取が基準になりますが、妊婦では400μgほどを取り入れる必要があります。主に次のような食品に多く含まれています。
・野菜類:アスパラガス、ほうれん草、モロヘイヤ、にんにくなど。
・豆類:枝豆、そら豆、大豆、小豆など。
・藻類:焼きのり、いわのり、ほしのりなど。
・ひまわりの種、ごまなどの種実類。
・肉類:豚、鶏、牛のレバー
葉酸
葉酸(プロテイルモノグルタミン酸)は、酵素を補うかたちでビタミン12とともに働きます。細胞の新陳代謝を促進するため、子供や妊婦には特に必要です。また、DNA情報をもつ核酸の成分を作ることにも関わりがあります。さらに、動脈硬化につながるホモステイン血中濃度を低く保つことにも関与しています。
ビタミン12とともに造血機能に大きく影響を与える葉酸が不足すると、ヘモグロビンが増加し悪性の貧血を引き起こす場合があります。
ビタミンEを含んだ食品
脂溶性のビタミンEは、1日に8mgの摂取が基準になり、アーモンドで30gが目安になります。次のような食品に多く含まれています。
・油脂類:ひまわり油、サフラワー油、やし油など。
・種実類:アーモンド、ヘーゼルナッツ、落花生など。
・茶類:煎茶、抹茶、玉露など。
・魚類:すじこ、いくら、うなぎ、キャビアなど。
・マヨネーズ、小麦胚芽など。
ビタミンE
ビタミンEは、細胞膜の不飽和脂肪酸が活性酸素によって酸化(過酸化脂質)することを防ぐ働きがあります。また、血流をよくする、ホルモンの分泌バランスを整えるなどにも影響を与えます。
ビタミンEが不足すると、冷え性・肩こりなどが起こりやすく、肌の状態も悪くなります。さらに、活性酸素が過酸化脂質を増やすために動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなります。
ビタミンCを含んだ食品
ビタミンCは、次のような食品に多く含まれています。
・柑橘類:レモン、みかん、グレープフルーツなど。
・緑黄色野菜:パセリ、ブロッコリー、ピーマン、トマトなど。
・淡色野菜:にがうり、レンコン、キャベツ、えだまめなど。
・果物:キウイ、イチゴ、メロン、柿など。
ビタミンC
ビタミンCには、肌にハリをもたせるコラーゲンの生成、メラニン色素の沈着を防ぐ、免疫力を高めるなど、さまざまな働きがあります。果物や野菜に多く含まれており、ビタミンCが不足した場合には、皮膚や粘膜などに影響がでたり、キズの治りも遅くなります。また、免疫力が低下するために風邪をひきやすくなります。
1日の摂取量はだいたい100mgが基準になり、グレープフルーツで換算すると約1個半になります。水溶性のため過剰に補給しても体内にあまり影響はありません。
ビタミンB2を含んだ食品
ビタミンB2は水溶性のため多量に摂取してもあまり問題はありません。次のような食品に多くふくまれています。
・肉類:豚、鶏、牛のレバー。
・魚介類:まさば、ぶり、ホタテ、やつめうなぎなど。
・藻類:あおのり、焼きのり、ワカメなど。
・茶類:煎茶、番茶、抹茶など。
・納豆、卵、チーズなど。
なお、ビタミンB2は直射日光に弱いため、冷暗所に保存するようにしましょう。
ビタミンB2
ビタミンB2は、ビタミンAとともに皮膚・粘膜・エネルギーの代謝に影響を与えています。体内では、脂質をエネルギーに変化させる酵素を補うほか、物質の代謝に多く関わります。呼吸・消化器・循環器の粘膜を維持し、目・皮膚を正常に保つ働きがあります。
ビタミンB2が不足すると肌荒れ・口内炎などが起きてしまいます。また、妊婦・過度の飲酒・激しいスポーツなどでも消費量が増えるために足りなくなります。
ビタミンAを含んだ食品
カロテンにはα、βなどが存在しますが、野菜に含まれているものはβカロテンがほとんどを占めています。抗酸化作用があるものもβカロテンで、次のような食品に多くみられます。
・野菜類:にんじん、カボチャなど。
・青菜類:モロヘイヤ、ほうれん草、しゅんぎくなど。
・藻類:あまのり、いわのり、ワカメなど。
・茶類:抹茶、玉露、煎茶など。
ビタミンA
ビタミンAは、皮膚・粘膜の細胞に影響を与えており、特に目の健康に深く関係します。動物性のレチノールと植物性のカロテンの2種類がありますが、抗酸化に効果があるものは緑黄色野菜に多く含まれているβカロテンのほうです。
脂溶性のビタミンAを効率的に摂取するためには、野菜を油で炒めたり、ドレッシングなどをかけて油と一緒に食べることで体内に吸収されやすくなります。
2005年10月13日
抗酸化物質・ビタミン
ビタミン郡(ビタミンA・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンE・葉酸)は、身体を維持するために必要な微量栄養素で、抗酸化の物質としても働きます。原則的に、身体の中ではビタミンを作ることができないため、果物・野菜などから毎日取り続けることが大切になります。
ビタミンは脂溶性と水溶性に分けることができ、脂溶性のビタミンは細胞膜に、水溶性のビタミンは細胞質の抗酸化に効果があります。これらのものは、SODで取り除くことができない一連の活性酸素を除去することができます。
グルタチオン、カタラーゼ
グルタチオンペルオキシターゼ(GSH-Px)は過酸化水素を取り除いてくれる抗酸化物質で「過酸化水素消去酵素」とも呼ばれます。過酸化水素と反応し水に変化させる働きがあります。唾液に多く含まれており、グルタチオンを作るためにはセレニウムが必要になります。
カタラーゼも過酸化水素と反応して水と水素に変化させます。体内で作りだすためには鉄が必要になります。
SOD
SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)は、その名の通りスーパーオキサイドアニオンラジカルと反応して、SODを酸素と過酸化水素に変化させる働きがあります。1秒間に9万個を中和する速さがありますが、その結果として別の活性酸素(過酸化水素)を産みだします。SODを作るためには亜鉛・銅・マンガンが必要になりますが、40歳以上になるとピーク時の半分程度になってしまします。
酵素の産出
体内で作られる3種類の酵素、SOD・グルタチオン・カタラーゼが、それぞれに関わり合うことで活性酸素の除去を行います。このような抗酸化物質を産出するためには、5種類のミネラル(亜鉛・鉄・銅・セレニウム・マンガン)の他に酵素・たんぱく質が不可欠になります。これらの物質が体内に不足していると抗酸化物質を体の中で作りだすことができません。加齢によっても酵素の生産量は落ち、特に心臓・肝臓のSODが目立って低下します。
抗酸化物質・酵素
体内で産出される抗酸化の酵素は、タンパク質とミネラルから作られます。ビタミンに比べ複雑な大きな物質で、以下の3種類に分類することができます。
・SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)
・カタラーゼ
・グルタチオンペルオキシターゼ(GSH-Px)
抗酸化物質の種類
抗酸化物質(スカベンジャー)には次のようなものがあります。
・酵素(SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼなど)
・ビタミン(ビタミンC、Eなど)
・植物栄養素(カテキン、リコピンなど)
抗酸化物質
活性酸素から身体を守る物質のことを「抗酸化物質(スカベンジャー)」といい、食べ物などから体内に取り入れることができます。抗酸化物質は体内で酵素としても作られてはいますが、20代を境に減少する傾向があるため、食品からスカベンジャーを摂取することは、とても効果的です。良く知られたものに、ビタミン、カロチン、カテキン・イソフラボンなどのポリフェノール類をあげることができます。
活性酸素がオゾン層を破壊
オゾン層の破壊原因はフロンガスというのは周知の事実ですが、実際にはフロンガスが変化したハイドロキシラジカルなどの化合物が破壊を行っているといわれています。また、大気中のハイドロキシラジカルが、石油・産業廃棄物を焼却する際にできる硝酸・硫酸と反応して、酸性雨の源になっていると考えられています。活性酸素は体内の問題だけではなく、身近な空気中にもたくさん存在しており、大気汚染にも深く影響しています。
活性酸素とガン
ガン細胞の発症原因については良くわからない部分もありますが、要因の一つに活性酸素によるDNA細胞の攻撃を考えることができます。活性酸素の攻撃を受けたDNAはすぐ修復作業に取りかかりますが、それ以上に活性酸素の力が強いとガン化した細胞自体が他の正常な細胞にも増殖していきます。ただし、変異した細胞がすぐにガンへと進行するわけではないようです。
活性酸素と糖尿病
糖尿病とは、血液中の血糖をエネルギーにすることができないため高血糖状態になる疾患ですが、他の病気をも引き起こす原因にもなる生活習慣病の一つです。
活性酸素がインシュリンの産出を阻害する、ミトコンドリアを変化させるなどを行い、血液中のブドウ糖を増加させて糖尿病を発症させます。その後、増えたブドウ糖がタンパク質などと反応すると、活性酸素が反応箇所の組織・臓器を攻撃するために腎不全・神経障害などの合併症へ発展してしまいます。
活性酸素と動脈硬化
動脈硬化は、血管内壁に脂質・繊維などが溜まり、血管が硬くなってしまう症状です。進行すると血流が悪くなり血管が破裂してしまう場合もあるため、命の危険もある疾患です。
動脈硬化の発生には3つのタイプがあり、アテローム硬化(粥状硬化)・中膜硬化・細動脈硬化と分けることができますが、この中でも、特に危険といわれているアテローム硬化の発症に活性酸素が関わっています。
2005年10月12日
活性酸素と老化
活性酸素が引き起こす老化現象には以下のようなことが考えられます。
・シワ:活性酸素がコラーゲンを破壊。
・白内障:活性酸素を抑える酵素やビタミンCが減少。
・関節炎:活性酸素を抑える酵素が減少し白血球が細胞を攻撃。
・認知症:活性酸素が血流を悪化させるなど。
このほか、生活習慣病の発症にも活性酸素が強く影響しているといわれています。
活性酸素と身体機能の低下
老化とは、加齢による身体機能の衰えのことを指しますが、この原因が活性酸素による細胞・組織の酸化が影響しているのではないかと最近では考えられています。
老化の活性酸素説には次のようなことがいわれています。
・DNAを形作る核酸の酸化によりガン細胞などが発症。
・細胞膜の不飽和脂肪酸が酸化することで過酸化脂質になり、細胞・組織が壊される。
・リボフスチン(老化色素)を作りだし、細胞の動きを鈍くする。
活性酸素と生活習慣
活性酸素は、呼吸をするだけでも体内で普通に発生するものですが、生活環境によって産出量が増えてしまうこともあります。以下のことを気をつけるだけでも、活性酸素の過剰な発生を抑えることができます。
・食品添加物(肝機能障害の原因に)
・飲酒、喫煙(肺の機能低下)
・激しい運動(過剰な活性酸素を発生)
・紫外線(シミ・シワなどの原因に)
・ストレス(ホルモン分泌の際などに活性酸素が発生)
・大気汚染(肺の機能低下)
活性酸素・身体への影響
活性酸素の量が多いと、体内において自分の細胞を破壊して病気の原因をつくり出してしまうこともあります。もともと、身体の中には活性酸素から細胞を守るための抗酸化物質が備わっていますが、活性酸素からの過度の攻撃または加齢によって徐々にその機能が衰えていきます。細胞内のDNAが破壊されてしまうことでガンが発症してしまったり、過酸化脂質といわれる酸化現象で血管系の疾患を引き起こすこともあります。
活性酸素の働き
活性酸素には強力な殺菌効果があるため、体内に侵入してくる細菌を死滅させて病気を防いだり、酵素の反応を促すなど身体にとって大事な役割があります。その性質を利用したものが、消毒に使用されるオキシドールで活性酸素の一つ「過酸化水素」と呼ばれるものです。活性酸素自体は身体にとって決して有害な物質というわけではありませんが、過剰に発生してしまった場合には体内の正常な細胞までも攻撃してしまう諸刃の剣になってしまいます。
ハイドロキシラジカル
ハイドロキシラジカル(OH・)
過酸化水素を二つに分けたような状態を指します。酸化力が非常に強く、脂質・糖質・蛋白質などさまざまな物質と反応するため、身体への影響が最も強い活性酸素といわれています。しかし、反応性の高さ故に無害な物質に変化し排出される場合も多くみられます。
体内に取り込んだ酸素が、ハイドロキシラジカルに直接変化することはありません。
過酸化水素
過酸化水素(H2O2)
酸素原子と水素原子が2つずつ結合した状態を指します。一般的には消毒に使用される「オキシドール」として良く知られています。反応性が高く、細胞膜を自由に行き来することができます。ただし、何かのきっかけでハイドロキシラジカルに変化する場合が多く、「オキシドール」の殺菌作用も実際はハイドロキシラジカルが行っていると考えられています。
一重項酸素
一重項酸素(1O2)
酸素分子から電子が2つ足りない状態を指します。紫外線にあたることにより皮膚の組織内に発生しますが、危険性については良くわからない部分があるようです。また、過酸化脂質が分解する時にも発生するといわれています。酸化作用が強く、さまざまな活性酸素に変化するといわれています。
スーパーオキサイドアニオンラジカル
スーパーオキサイドアニオンラジカル(O・2-)
体内で最もよく発生する活性酸素で、酸素分子の片側の電子が1つ足りない状態を指します。酸化力は強いのですが、人体に及ぼす影響はそれほど大きくないと考えられています。ただし、この状態から毒性の強いヒドロキシラジカルなどに変化する可能性が高いので注意が必要です。
活性酸素の種類
活性酸素は分子構造の違いにより以下の4つに分類することができます。
・スーパーオキサイドアニオンラジカル
・一重項酸素
・過酸化水素
・ハイドロキシラジカル
活性酸素のメカニズム
酸素原子は核の周りに8つの電子が回る形をしており、これが2つ対になることによって酸素分子を形成しています。それぞれの電子もペアを作って安定していますが、何らかの原因で周りを回っている電子の配列が崩れると活性酸素に変化してしまいます。ペアを失った酸素の電子が近くにある他の電子を取って安定しようとする行為が「酸化」で、取られた側も他の電子を奪うといった連鎖反応がとても速いスピードで行われます。この現象で体内の細胞・遺伝子などが大変なダメージを受けてしまいます。
活性酸素
活性酸素(フリーラジカル)とは、通常の酸素よりも非常に強い酸化作用を持っている酸素のことを指します。さまざまな疾患を引き起こす原因ともいわれており、ガンや老化現象も活性酸素が関係しているのではないかと考えられています。普通に呼吸をしているだけでも、取り入れた酸素の約2〜3%は体内で活性酸素になってしまいますが、紫外線の影響・スポーツの後などでは特にその量が増加します。活性酸素は、その構造により4種類に分けることができ、紫外線の効果で発生するものと呼吸で発生するものではタイプが違います。
酸化
酸素は他の物質と反応を起こし、ものを酸化させる特徴があります。身近でもよく見られる現象で、空気中で紙が燃えることも酸化の一つですし、皮を剥いたバナナやリンゴが黒っぽく変色する、鉄にサビが浮くなども同じように酸化現象です。活性酸素も酸素の仲間なので、このようにものを酸化させる力を持っていますが、通常の酸素よりも遥かに強い酸化力があるのです。